石灯籠のある庭で成人式写真を撮影しました

石灯籠のある庭で成人式写真を撮影しました

2021年6月12日 日本庭園 0

日本庭園には、世界各地の有名な庭と比較しても良くわかる素晴らしいところがあります。世界の有名な庭には各国の様式がありますが、日本の庭では二つの大きな特徴があると言えるでしょう。日本の庭の特徴として良く知られている石、木、水の並びは、ただ外観のデザインが美しいだけでなく、各々の配置物の場所の意味が、日本人の精神世界を表しています。


世界的にも有名で日本人ならば皆、知っていると言われている龍安寺の石庭は、庭一面に白砂を敷き詰め、その中に15の石をばらまいてあります。単に設置されているのではなくて、15というのは十五夜の満月に象徴しています。現在もも正確な作庭の意図は謎のままですが、このような精神性を庭に投影してあるのが、日本庭園の特徴であると言えるでしょう。ここ龍安寺の石庭は、高齢者に人気があるだけではなくて若い人にも、大変人気があります。成人式写真の素材として利用されることも多く、スナップ写真は現在もまめに撮影されています。


私は学生の時に京都で暮らしていたこともあり枯山水(かれさんすい)を掲げた寺社仏閣を沢山訪問してきました。それで、自分が家を建てて庭を用意するときに、自分でセッティングを時間をかけて行いました。まず白い砂ょDIYSHOPでかなりの量買い込んできました。砂袋二袋分を狭い庭に敷き詰めるのに、2時間かかりました。その後、近くの小川から大小の石と流れ着いた流木を拾い上げてきました。龍安寺の石庭をイメ-ジして石と流木を配置いたしました。結構、それなりにしまった感じになり、精神的なオ-ラのようなものを感じる仕上がりになったとは思っています。


家族に感想を聞くと、「綺麗には配置されているものの、精神的なものは感じない」ということでした。その為、和風庭園のアイテムである石灯籠を追加しました。また調子に乗って鹿威し(ししおどし)を追加しましたが、これは配水の用意が必要でしたので、少し手間とお金がかかりました。